淡水の賑やかな町

淡水の賑やかな町

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夕日を眺めたあと、さらに川に沿って河口に向かって歩いた。
賑やかなこの通りは、いったいどこまで続くのだろうか。
まだまだ川に沿って並んでいるお店の最後は見えてこない。
夕日を見終わったので、今度はお店の方を色々見て歩く。
イカ焼きなど魚介類の食べ物を売っているお店が多いような気がした。
レストランも多い。
食べたいものが色々あって困るほどだ。

 

おもちゃや雑貨などのお店も多い。
時々そのようなお店に入って、姪や甥たちのお土産に、子ども用のブレスレットや髪留め、おもちゃなどを買ったりしながら進んだ。
どれも安い。
台北市中心のおしゃれなデパートなどでは買えない、安くてどうでもいいようなものばかりだが、こういうお土産を買いたかったので、期待通りで嬉しかった。

 

しばらくして、みかんジュースを売っているお店があった。
とてもおいしそうだったので1杯買ってみると、35元(100円くらい)。

 

淡水の出店

 

しぼりたてで、あっさりしていて甘くて、ものすごくおいしかった。
やはり普通の濃縮還元ジュースとはおいしさが違う。
息子も喜んで飲んでいた。

 

さらに先に向かって進んだ。
さすが台湾、マッサージ屋もけっこう多い。
本場で試してみたいところだが、とりあえず先に進んだ。

 

しばらく歩くと、船着場らしき広場に出た。
ここからクルーズ船でも出るらしく、長い列があった。

 

淡水の船着場

 

この頃にはもうだいぶ辺りは暗くなっていた。
夜景を楽しむクルーズだろうか。

 

そして船着場の広場の目の前には、ソフトクリーム屋さんがあり、たくさんの人が並んでいた。
そういえば淡水は巨大なソフトクリームが名物らしく、ガイドブックで写真を見た。
もしかしたらその巨大なソフトクリームを売っているところかと思いのぞいてみたら、やはりそうだった。
せっかくだから買ってみようと、夫に列に並んでもらった。
ソフトクリームは、大・小あるらしく、小でもけっこう大きいので、小を1つ買ってみた。
小は10元(40円弱)、大は20元(100円弱)と安い。

 

淡水の出店

 

淡水のソフトクリーム

 

食べてみると、見た目はソフトクリームだけど、ソフトクリームというより普通のアイスみたいな味だった。
日本のソフトクリームみたいなやわらかさはない。
素朴な味。
まあこれはこれでおいしかったが。
コーンの中までアイスがぎっしり入っていて、小でも十分な量だった。

 

その後も河口に向かって歩く。
でももうだいぶ歩いた。
息子は途中からバギーに乗せていたのだが、そろそろ飽きてきたみたいで、バギーでごねだした。
うるさいので夫が抱っこしてまた歩く。

 

アイス屋さんを過ぎて少し行ったあたりで、川沿いに続いていたお店がそろそろ途絶え、賑やかな通りが川を離れ、右の方に曲がりさらに路地が続くようだったので、私たちもそれに沿って右に曲がった。
たぶんそのまままっすぐ歩けば、河口にたどり着いたのだろう。
暗くて先がよく見えなかったが、昼間だったらもうちょっと先まで歩き、せっかくだから河口と海まで見たいところだった。

 

川沿いから今度は狭い路地に入る。
この辺も色々なお店が並んでいた。
その路地を少し歩くと、ちょっとした広場みたいなところに出た。
広場を囲むような感じでお店やカフェなどが並んでいる。
いかにも外国らしい雰囲気だ。
その広場からちょっと広めの通りが、駅のほうに向かって伸びているみたいだった。
さっきまで進んできた川沿いの道と平行になっているみたいで、このままこの通りを進めば駅に戻れそうだ。

 

この道は車も通る広めの道だが、やはりここも両側にお店がたくさん並んでいて賑やかな通りだった。

 

淡水

 

息子はこの頃には疲れて眠ってしまったので、お土産を見ながらゆっくり歩いて行った。

 

途中、雑貨屋さんみたいなお店で、かわいい小銭入れを見つけた。
1つ50元(200円弱)だったので、家族や友人たちのお土産にしようと思い、8個レジに持っていった。

 

私がレジに小銭入れを出すと、そこにいた二人のお姉さんは北京語と片言の英語でしきりに何か言っている。
しかしいまいち言いたいことがよくわからず困っていると、若いお兄さんの店員がやってきて、「10個買えば1つサービスします」と英語で説明してくれた。
やっと納得し、あと3つ小銭入れを持ってきたら、私が理解できたことがわかり、三人ともほっとして喜んでいた。

 

そういえば今までどこに行っても、たいがい日本語がしゃべれる人がいたので、こういうことはかえって珍しいなと思いながら買い物した。
ここは若い子が買い物するお店らしく、三人の店員さんはみんな若くておしゃれで今時っぽい感じの台湾人だった。
とてもフレンドリーで明るくて感じの良い人たちだった。

 

そしてまた歩く。
通りでは、果物を棒にさし、そのうえに飴をかぶせた飴屋さんもけっこう多かった。
こういう飴は、日本でもお祭りなどの出店でよく見かける。
私も小さい頃、地元のお祭りで、こういうりんご飴やイチゴ飴を買ってもらうのを楽しみにしていたので、とても懐かしい感じがした。

 

甘いもの好きな夫が1本買ってみることにした。
小さなりんごが4つくらい団子のように連なった飴を1本買う。

 

淡水の駄菓子

 

1本35元(100円ちょっと)だった。
お店のおばさんに、北京語で「りんご?」と聞いてみたら違うと言う。
そして自分の手に「梨」と書いて教えてくれた。
台湾ではこんな小さい梨があるのかとびっくりした。
味は、小さい頃食べたりんご飴と変わらない、甘くて懐かしい味だった。

 

今度は店先で試飲できるお茶屋さんが目についたので、試飲させてもらうことにした。
台湾はお茶が有名なので、おいしいお茶を買って帰りたかったからだ。
ここで買えば、たぶん免税店などで買うよりも安いだろう。

 

若いお姉さんが、店先に飾ってある数種類のお茶を次々に試飲させてくれた。
台湾高山ウーロン茶というのが、ものすごくおいしかった。
やはり日本のその辺で売っているようなお茶とは、何かが違う。

 

他のウーロン茶もおいしかった。
やはり種類によって、苦味が強かったり多少違うみたいだ。
緑茶も試飲した。
これもすごくおいしい。
薄味だけどすごく深い味わいなのだ。
結局どれもおいしかった。
あとで思ったのだが、これはお茶の葉のせいだけでなく、きっと入れ方の違いもあるのだろう。
店先で売っているお茶は、1箱200元だったが、3つ買えば500元(2000円弱)にしてくれるという。
一番おいしいと思ったウーロン茶2箱と緑茶を1箱買った。

 

こうして買い物をしているうちに、駅の近くまで戻ってきてしまった。
息子は夫に抱っこされたまま眠っていたので、そーっとまたバギーに移し、それからその辺のおいしそうなお店で夕食でも食べて帰ろうということになった。
が、バギーに移した途端息子は起きてしまい、ゆっくり夕食を食べるという計画はあえなく終わる。
がっかり。
それならとりあえず台北に帰るか、ということになり、またMRTに乗って台北に戻ることにした。

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